はじめに

本会は、長崎大学における医学・歯学の教育研究を奨励助成し、同時に大学病院の患者に対する支援を行うと共に利便性の高い療養空間を提供し、且つ、職員学生の学事研修等に便宜を与え、並びに医学部・歯学部及び大学病院等の運営を助成し、もって医学・歯学の振興等と社会文化の向上に寄与することを目的とした法人です。

平成20年12月に施行されました公益法人関連の法令により、当財団は平成24年4月1日をもって「一般財団法人 輔仁会」と名称を変更いたしました。

設立の経緯

一般財団法人輔仁会は、大正12年11月13日に長崎大学医科大学附属病院同仁会(注)からの寄付金1,250円並びにこの団体の設立者たる山田 基氏(初代医科大学長 内科学教授)からの寄付金500円及び清水 由隆氏(産科学教授)からの寄附金450円をもって公益法人として文部大臣の認可を受け設立されました。その後平成24年4月には公益法人制度改革により公益法人から一般財団法人へと移行しましたが、設立当時の医学、歯学の研究の奨励助成、大学病院の患者支援、職員学生の学事研修等への助成等の理念は、一般財団法人輔仁会定款第3条の規定に揚げるとおり設立後100年経った今でも引き継がれています。

(注)長崎医科大学附属病院に於ける患者救恤慰藉の目的をもって創立されていた団体